【2サイクル】めたげーむ・ぶれいくだうん
お久しぶりです。
あの2サイクル対戦交流会から、早くも1週間(とちょっと…)が経ちました。
MTG界隈ではカルドハイムがMO、MTGアリーナで実装され大きく賑わいを見せています。
私もこの何日かは当記事を書くのをサボってアリーナでドラフトに興じたり、ついさっき交流会の賞品の発送を行ったり、唐突に湧き出たシナリオを書いては封印したりと充実した日々を過ごしていました。
で、まあそろそろ書き上げないとマジで書き忘れるなと思い、こうして筆を取った次第です。
さて本題、今日は先日の2サイクルのメタゲームを解析してみることにしましょう。
デッキ分析
使用された11のデッキについて、考察していきましょう。
各デッキの多色化傾向ですが、以下のグラフをご覧ください.
単色のデッキは環境内に存在せず、赤単のような速攻デッキもサイドボードから色を足すことで、置物対策が取れるような構成になっていました。
また、ショックランドのような強力な多色土地が取りやすいこともあり、2色程度ならリスク少なく多色化できる環境だったように見えます。
この中でも3色以上のデッキは多色化をサポートする軽量呪文を用いて、テンポを損なことなく色事故のリスクを減らす構成でした。
さらに、各デッキカラーごとに細分化したグラフが以下になります。
母数が多いわけではないので、一見散ったように見えます。
しかし、各色毎に使用デッキ数を数えると…
白:5デッキ、青:8デッキ、黒:3デッキ、赤:9デッキ、緑:6デッキ
となります。
青、赤の人気の高さと、黒の少なさが目立ちます。
これは青の《対抗呪文》や赤の《稲妻》といった採用しやすい強力なカードに比べて、黒にはそういったカードが少なかったのだと思われます。
手札破壊カードが環境に少ないことから、コンボを内蔵したデッキが有利な立ち位置につけたのだと思われます。
使用セットは、基本セットでは第4版が一番多く(4人が使用)、通常セットではエルドレインの王権(6人が使用)が最も使用されていました。
その中でも第4版を選んだ4人全員が《稲妻》を、4人中3人が《血染めの月》を採用しており、ライフを詰める赤いデッキでは第4版の評価が高かったことがわかります。
エルドレインの王権は0.25セット扱いでえ取れることもあり、多くの人がサイドカード求めて採用していたようでした。
特筆したいのがカラデシュブロックの採用者の多さです。ラヴニカの献身、ゼンディカーの夜明けと同率で、使用率2位(5人が使用)でしたが、この人気の高さは収録カードの強さにあると思われます。
1ブロック内で完結した2枚コンボ《サヒーリ・ライ》+《守護フェリダー》を始め、あらゆるカードを踏み倒せる《霊気池の驚異》、スタン当時誰もが首を傾げた《密輸人の回転翼機》、赤のPW最強候補《反逆の先導者、チャンドラ》といった凶悪な面々が勢揃いです。もちろんここに挙げた以外にも多数の名カードが揃っています。
他ブロックとの噛み合わせもあり、0.5ブロック扱いながらも突出した使用率を誇ったのだと思われます。
さて、様々な思惑が絡み、多数のデッキが見れたこと何よりも嬉しく思います。
あらためて。参加者各位はありがとうございました。
戦績こそ悔しさは残りますが、此度は素直に負けを認めて、またいつかリベンジしたく思います。
それでは、また何かの機会にお会いしましょう。